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   ★ソフトカプセルについて

   もっと知りたいソフトカプセル

カプセルに液状の薬物を入れたソフトカプセルにも、いろいろな種類があります。
患者さんが飲みやすいように、ソフトカプセルも日々進化しています!
1.ロータリーダイカプセル

一般的なソフトカプセルです。
最近では、健康食品などに使われているのも見かけるのではないでしょうか?
カプセルの皮(剤皮)になるシート状にしたゼラチンで、液状の薬物を包み込みます。

 
◆カプセルのカタチ
ロータリーダイカプセルには、“ラウンド”、“オーバル”、“オブロング”等の形があります。
形によって入れられる内容液の量が違うので、内容液の量によってカプセルの形を変えています。
round ラウンド
球形のソフトカプセルで、大きさは5mm程度です。
oval オーバル
楕円形のソフトカプセルで、大きさは14mm程度です。
oblong オブロング
細長楕円形のソフトカプセルで、大きさは18mm程度です。
 
作り方
シート状にしたゼラチンで液状の薬物を挟み込み、回転する円筒形の金型で打ち抜きます。
この時、ゼラチンのシートは適温に熱せられて柔らかくなっています。
このため、ゼラチンシートの間に噴き出された薬物よってゼラチンのシートが金型の穴の形に沿ってカプセルの形に膨らみ、金型によって成型され打ち抜かれます。

method rotarydie

2.シームレスカプセル

名前の通りシーム(つなぎ目)がなく、きれいな球形の粒なのが特徴です。直径が数mm(1mm10mm)と小さく、ロータリーダイカプセルでは大きくて呑み込めないという方にも飲みやすい大きさです。
シームレスカプセルは、界面張力(表面張力)を利用して作られます。水滴やシャボン玉をイメージするとわかりやすいかもしれません。
水滴やシャボン玉も、どこにもつなぎ目のないきれいな球形です。これは水滴やシャボン液の中の水同士がくっつこうとして、表面の水が内側に引っ張られて丸くなるからです。このくっつこうとする力が界面張力です。
シームレスカプセルも、この界面張力を利用して継ぎ目のない球形に成型しています。
シャボン玉は外側がシャボン液の膜・内側が空気でできていますが、シームレスカプセルは外側がゼラチンでできた剤皮・内側が液状の薬物でできています。

 
◆カプセルの作り方
2重のノズルから、液状のゼラチンを外側に、液状の薬物を内側に流し出します。
ノズルに振動を与えて一定の間隔で振るえさせると、液は1粒分の量に切断されます。
切断されると、界面張力で外側の液状にしたゼラチンが内側の薬物を包みこんで、球形のカプセルになります。
この球形になったカプセルを冷やしたり、化学反応をさせたりして固めて、カプセルにします。
現在、2重のノズルで剤皮の中に薬物を入れたカプセルを作るのが一般的ですが、ノズルを多重にして、カプセルの中にカプセルが入った多層構造のカプセルを作ることも可能です。

method seamless

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