昭和大学 講義・実習報告 「製剤化と製剤試験法」
2017年6月12日、14~15日、21~22日、28~29日、7月3日、当社の社員を講師として派遣し、昭和大学 薬学部において講義・実習の指導を行いました。 |
昭和大学にて行わせて頂いている本実習も今年で5年目となり、今年は新たに軟カプセル剤の製造を加え、様々な実習を行わせていただきました。 軟カプセル剤の製造実習では、カプセル剤皮溶液や内容液の調製から、滴下法を用いた軟カプセル剤の製造を行い、軟カプセル剤の基本的な構造を学んでいただきました。軟カプセル剤の構造がよりイメージしやすくなったのではないかと思います。 また、軟カプセル剤を蒸気に当て変化を見る実習では、湿度に弱いという軟カプセル剤の特徴や、においをマスキングする軟カプセル剤の特徴についても理解を深めていただきました。 その他にも、日本薬局方「カプセル」の観察や硬カプセル剤の製造、実際の市販製剤の観察の他、解説のための講義等も行わせていただき、とても興味を持って、積極的に参加してもらえました。 薬剤師という仕事には、病院薬剤師や薬局薬剤師はもちろん、開発・研究業務等、様々な職種が存在しますが、どの職種においても、製剤毎の特徴を知ることはとても大切なことです。当たり前のように思えることが、患者さんが普段の生活の中で薬を取り扱う上で重要なポイントとなります。将来薬剤師として患者に伝えることができなければならない知識の入り口となる実習になったのではないでしょうか。いずれ薬剤師として活躍するなかでそのことに気が付いた際、学生の時にやったこの実習を役立てていただければと思います。 今後も、「やってみたい」「面白い」といっそう興味をもち、関連する知識を深めていくきっかけになるような実習・講義を目指していきたいと考えています。 昭和大学 薬学部の皆様、またお会いしましょう! |
◆実習の様子 | ||